めまいの原因
耳が原因のめまい
耳の奥には、体のバランスを保つための仕組みがあります。
この部分に異常が起こると、ぐるぐる回るようなめまいや、吐き気を伴うめまいが起こることがあります。
頭を動かした時にめまいが出る、耳鳴りや聞こえにくさを伴う場合などは、耳の病気が関係していることがあります。
症状が強い場合には、当院でもめまい止めや吐き気止めなどの対症療法を行います。聴力低下や耳鳴りを伴う場合、症状を繰り返す場合には、必要に応じて耳鼻科での専門的な評価につなげます。
血圧・体の水分不足・薬の影響によるめまい
立ち上がった時にふらつく、目の前が暗くなる、気が遠くなるように感じるめまいを「立ちくらみ」といいます。
立ち上がった時、血液は一時的に下半身へ移動します。通常は血管や脈拍が調整され、脳への血流が保たれます。
しかし、その調整がうまくいかないと、脳への血流が一時的に不足し、立ちくらみや倒れそうになる感じとして現れることがあります。
お風呂で立ち上がった時にクラッとする、脱衣所でふらつく、といった症状も、血圧の低下や体の水分不足が関係していることがあります。
発熱、下痢、食事や水分摂取の低下、夏場の発汗、利尿薬の使用なども、血圧低下や立ちくらみの原因になります。
心臓・脈が原因のめまい
脈が極端に遅くなったり、速くなったり、不規則になったりすると、脳へ十分な血液が送られず、めまいや失神につながることがあります。
特に、めまいと一緒に動悸がある場合、急に気が遠くなる場合、実際に意識を失ったことがある場合は、不整脈が関係していないか確認が必要です。
また、大動脈弁狭窄症や閉塞性肥大型心筋症など、心臓から血液を送り出しにくくなる病気でも、めまいや失神が起こることがあります。
脳の病気によるめまい
脳梗塞や脳出血などの脳の病気でも、めまいが起こることがあります。
特に、ろれつが回らない、手足に力が入らない、物が二重に見える、まっすぐ歩けないといった症状を伴う場合は注意が必要です。
このような場合は、速やかに脳神経内科・脳神経外科のある医療機関での評価が必要です。